荷造りの前には、ものを捨てて減らすようにしましょう。
ものを減らせば、それだけ荷造り作業も荷物運び作業も少なくなり、引越しがラクになります。
引っ越し料金も下がり、そして新しい住まいでの生活も快適になります。
しかし、それがいいとはわかっていても、なかなか捨てられない方もいるかと思います。
捨てられない理由は、なにを捨てて、なにを残すかの判断基準を持っていないからではないかでしょうか。どうしようかなと悩んでいるだけでは、ものをゴミ箱に放り込むことはできません。
また、基準を持っていたとしても、緩い基準では、残すものばかりになってしまいます。
この記事では、どんどんものを捨てて減らして、身軽に引っ越しするために、ものをすてるときの判断基準を紹介します。
ものを捨てるために基準を持つ
- 未使用の時間による判断
- またお金を出して手に入れたいかどうか
の2つで判断します。
未使用の時間がどのくらいなのかで必要かどうか判断する
「これ1年間使ってないな…」
そのようなものは、おそらく今後も使いません。長い期間使っていないものは必要ないのだと考えて捨てる対象とします。
1年間といわず、半年間であっても使っていなければ、今後使わなそうですね。
シーズンものについては別途設定をします。
スノーボードが趣味だった。今は仕事が忙しいけれども、落ち着いたら再開したいな、と思いながらボードを家に置いていたとします。
1年ボードを使わなかったというだけでは、捨てるには少し早いかもしれない。たとえば、2年間スノーボードをやっていないのであれば、ボードを捨ててしまうなど、モノに合わせて設定します。
また手に入れたいか
いまこれを持っていなかったとしたら、またお金を出して買いたいと思うか?
捨てるか残すか考えているものと対峙して、本気で想像してみましょう。
もしも、これがないとして心の奥でどう感じるか、です。
また手に入れたいと本心で思うものは少ないはずです。となると、多くは捨ててもいいものとなります。
本心でいいと思ったものだけ買うようにすべきです。
僕は服を買うときに、探していいものが無かったら「まあこれでいっか」と買ってしまったことがありました。
一部分、気に入らないデザインだったり体型に少し合っていたかったりして、本心でいいとは思っていなくても妥協して買ってしまうのです。
こういうものは、もし今持っていなかったらまた手に入れたいと思うか?と問われると、そうは思いません。
そのようなものが増えてしまうと、自分のあらゆる所有物にちょっと気になる点が存在することになります。そんなものを毎日使くのは少しずつストレスを溜めることにつながるのではないでしょうか。
お金を出せば手に入るかどうか
過去の思い出品は、勢いで捨ててしまって後悔することがあるかもしれません。
いくらお金を払っても、もう一度手に入れることができないからです。
お金を払って手に入れられるものであれば、あとでまた欲しくなっても手に入れることができます。だから捨ててしまってもよいのではないでしょうか。
心配ですか?
でも大丈夫です。
高い買い物をして手に入れたものであっても、捨てたら結局はどうでもよくなります。一度捨てたものをまた手に入れるということなど、僕は経験したことはないです。
これまでに5回目の引越しをしてきて、大量にものを捨ててきましたが、後になって「捨てなきゃよかった…」と思ったものはひとつも存在しません。
私は本をよく読むので、部屋に本が山積みされています。
引越しのときに、溜まっていた本を大量に売ったり捨てたりしたけれども、引っ越した後に、「あの本、捨てちゃったな~。捨てなきゃよかった。もう一度読みたいな。」と思ったことは一度もないです。
もしも、また読みたいなと思ったら、また買えばいいだけです。
ふたたび手に入れることができるものであれば、躊躇なく捨ててしまってもいいのではないかと思います。
エイヤッ!で捨てる
持ちものの中で、一番大事なものはなんでしょうか?
僕は、持っているもののなかでは本が一番大切な気がします。これは人によって異なるもので、服が一番大事と思う人もいれば、家具が大事だと思う人もいるでしょう。
大事だと思っていた本を思い切って捨てても、あとで困ることはほとんどなかった。捨てた瞬間にその本のことは忘れてしまう気がします。そんなものなのだから、捨てにくいものでもあっても、
エイヤッ!
と思い切って捨ててしまいましょう。
いくら考えても答えは出ないことがたくさんあります。そんなときには、やってみるしかないです。
お金を出せば買えるものなど、取り返しがつくものは、捨ててみてどうなるのか、やってみればよいのです。ただ、上記したように思い入れのあるもので、捨てたら二度と手に入れられないものは、これをやらないほうがよいと思います。
引っ越しのときにものを減らしたいときには、あなたの思い切りのよさ、捨てる勇気が試されています。
コメントを残す